マンションの雪かきは管理会社(管理人)の仕事なの?
雪国にお住まいの方は、マンションの雪かきは管理会社の仕事なのだろうかと疑問に持ちませんか。誰かが雪かきを行わないと生活に支障が出るのですが、雪かきの役割分担がはっきりと定まっていないことがあってトラブルこともあり得ます。事前に雪かきの役割分担を定めておくとよいでしょうね。「管理委託契約」にはっきりと明記してあれば問題ありませんが、書いていない場合は曖昧なので問題となります。
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マンションの雪かきは管理会社(管理人)の仕事なの?
雪国にお住まいの方が、頭を悩ますのが冬場の雪かきなのではありませんか。積雪量にもよりますが、雪かきをしないと外出することが困難である場合は深刻です。
温暖化と言われて、昔に比べれば降雪も少なくなってはいますが、雪国に住む場合には、雪との闘いは半端ではありませんからね。
一戸建てにお住まいの方であれば、自分の住む家の全面道路や庭などの雪かき(除雪)を行っていますが、マンションの場合は、誰が雪かき(除雪)を行うのが妥当なのでしょうか。
マンションの管理会社(管理人)が行うべきだという意見がありますが、マンションの住民で手分けして行うのが一番よいと考えています。その理由を綴ります。
管理委託契約の管理範囲外
管理会社と結ぶ「管理委託契約」の「管理範囲」に「雪かき」という項目が入っていなければ、マンションの管理会社(管理人)が行うのはおかしいと考えるべきである。
契約に入っていないサービスを過剰に求めるのは、住民としては不自然であると考えるべきである。
過去に、管理会社(管理人)が雪かきを行ったことがあるとすれば、それは管理会社(管理人)が善意で行ったものであり、本来の仕事(業務)として行ったわけではないのではありませんか。
雪かきが必要なのは早朝
雪かきが必要な時間帯は早朝ではありませんか。早朝の時間帯に、管理会社(管理人)がマンションに到着しているのかという疑問があります。「管理委託契約」の中には、管理人の勤務時間が定められています。
たとえ昼間の時間であったとしても、雪かきを最優先にして、他の仕事(業務)を疎かにするというのもおかしな話であると考えます。
ただし、管理会社(管理人)に時間的余裕があり、なおかつ除雪をしなければ危険な状態であることが分かっている場合は、業務の一環として雪かきを行ってほしいものである。
「管理範囲」の中には、マンション内の「巡回業務」が入っていると思います。降雪の重みによって、植栽が曲がり、このまま放置をしておくと倒れる危険性があるならば対応をお願いしたいです。
マンション内の駐車場に雪が積もって、このまま放置しておくとスリップ事故につながる危険を予知するならば、事故を起こす前に適切な処理をお願いしたいです。事故が発生してからでは遅いからです。
雪かきはボランティア
「雪かき」は仕事なのでしょうか。生活をする上で必要な作業であって、ボランティアとして行うべきなのではないかと考えます。
お互い気持ちよく住むことができるように住民同士で協力して、雪かきを行うことで、管理の行き届いたマンションとなるのではないでしょうか。
管理組合で決めておこう!
降雪が考えられる地域にお住まいの管理組合の方は、雪が積もった場合の対策と対応をあらかじめ考えておく必要があります。
理事会を中心に、降雪した場合の連絡方法や雪かきボランティアの招集と実施が必要です。雪かきに必要なスコップなどの必要な道具も管理組合で購入して揃えておくとよいでしょう。
雪かきを行う範囲や雪かきの始末の方法も検討しておくことが必要です。雪かきをした雪を高く積むと、融けるのに時間がかかりますので、なるべく平らにならしておくとよいでしょう。
おわりに
マンションの場合は、「雪かき」を行う範囲も広く、自然に融けるまで待っていては、危険な場所もあります。
雪の多い地域にお住まいの方は、雪の扱いに慣れているでしょうが、雪とあまり関係のない地域にお住まいの方が、しっかりとマンション住民でルールを作っておかなければならないのかもしれませんね。
生活する上で必要最低限の範囲でよいので、マンション住民で協力して除雪しましょう。住民の協力が得られるのかは、普段のコミュニケーション能力がモノを言うかもしれませんね。
少しの時間しか除雪作業に携われない人もいるかもしれませんが、責めるのではなく、少しの時間を割いて手伝って頂けたことに感謝すべきです。
「雪かき」を通して、住民との絆が深まるとよいですね。「雪かき」が終わったら、即解散ではなく、参加者とのお茶をするなどして、コミュニケーションが高まるとなおよいですね。「災い転じて福となす」となれば幸いです。
マンションの雪かきは管理会社(管理人)の仕事なの?
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